熊野志

熊野志は2013年に設立されたNPO法人で、代表者は岡本英博氏です。この法人は、災害時の復旧支援に関する事業を行い、地域住民が安心で安全に暮らせる生活環境を整備することを目指しています。具体的には、県内外において救援物資の提供や輸送活動、ライフラインの早期確保に寄与する活動を柱としています。また、正会員や賛助会員は、自身が得意とする分野での役割を担い、有事に備えた物資や労働力の確保に努めます。 熊野志は主たる災害復旧支援活動に加えて、人が集まるまちづくりや住みよいまちづくりに貢献する活動も行っています。人が集まるまちは、多くの人が集まるまちの姿を指し、紀南地域の活性化につながるイベントへの協力活動を行っています。一方、住みよいまちは、地域住民が安心で安全、快適に暮らせるまちの姿を意味し、防犯強化や美化活動に参加、支援する活動を行っています。 また、熊野志はお年寄りが気軽に立ち寄り交流できる場を提供し、お年寄りが孤独にならないまちのあり方を提案しています。これらの活動を通じて、地域交流から得られる人と人とのつながりを深め、有事の際には相互協力できる関係の構築を目指しています。 さらに、熊野志は上記の活動を継続的に行うために、オリジナルグッズや地域にちなんだ物品の企画販売、広告事業も展開しています。これらの活動を通じて紀南地域の活性化を図り、災害に備えた体制づくりや早期の復興に貢献し、人々が安心で安全に暮らせる社会の実現に寄与することを目指しています。