人と道研究会

人と道研究会は、2004年に松本順子氏によって設立されたNPO法人です。この法人の目的は、道路沿線住民や道路利用者、道路管理者などに対して、人々の生活と道路利用の協調を促進するための事業を行うことです。 具体的には、次のような活動を行っています。まず、地域における道の起こりや人と道のつながりに関する神話や民話、道の歴史や地誌に詳しい人々に「道の語り部」となってもらう取り組みを行っています。これにより、道に関する知識や文化を伝えることで、地域の人々の認識を深め、道路利用における課題や可能性について考えるきっかけを提供しています。 また、「道の語り部」が全国の「道の駅」で旅行者や地元の人々に接触し、活動ができるような仕組みの構築を目指して、関係団体に働きかけています。さらに、埋もれた道と人に関する神話、民話、地誌などの情報を発掘し、収集した情報をホームページ、機関紙、他の紙誌を通じて広報し、地域の連携にも貢献しています。これにより、地域の文化や歴史を再発見し、交流を促進することが目指されています。 さらに、道路管理に関する情報を道路管理者からも収集し、道路沿線住民や道路利用者、関係企業などに随時発信し、過去、現在、近未来の道路利用や道路のあり方についての議論を促しています。これにより、道路の改善や安全対策の提案、効果的な交通ルールの普及など、道路利用に関する問題解決に取り組んでいます。 人と道研究会は、地域の文化や歴史と道路利用の関わりを深く探求し、地域の発展と人々の生活の質の向上に寄与することを目指して活動しています。