特定非営利活動法人ホース・フレンズ事務局

特定非営利活動法人ホース・フレンズ事務局は、2004年4月1日に設立された民間の組織集団です。全国約14万人のひきこもり児童や不登校生に対して、馬とのふれあいを通して心身の回復を促し、環境不適応児童の療養の手段として、情操教育に組み込むことを目的としています。 ホース・フレンズ事務局は、馬が人を癒すホースセラピーの効果を活かし、医療・教育・スポーツの要素を組み合わせて心身障害をもつ「ひきこもり・不登校」児童を支援しています。この活動は、治療的なイメージではなく、馬とのコミュニケーション効果を通じて社会および学校への復帰のきっかけを作る場として企画されています。 ひきこもり児童や不登校生は、一般児童に比べて運動量が極端に少ない傾向がありますが、ホース・フレンズ事務局では、馬房掃除や馬の手入れ、乗馬などの有酸素運動を通じて運動不足を補う効果が期待されています。また、馬を媒体とするため、介助者は児童心理に理解のあるコミュニケーション能力を持ち、馬の知識や経験も必要です。そのため、介助者の養成、育成も事務局の活動の一環として位置付けています。 また、ホース・フレンズ事務局の活動は、馬事業界の新しいマーケットの開拓にも貢献しています。当法人は、「人と馬の福祉」に関して全国および海外の情報を取り入れ、子どもの健全な育成を通じて人と馬の関係づくりにおける新しい情操教育を目指しています。 ホース・フレンズ事務局は、馬とのふれあいを通じてひきこもり児童や不登校生の社会復帰を支援し、心身の回復を促す活動を展開しています。当法人は、この活動を通じて「人と馬の福祉」を追求し、子どもたちの健全な成長と人と馬の関係づくりに貢献することを使命としています。