二つの観音様を考える会

二つの観音様を考える会は、2005年8月30日に設立認証されたNPO法人です。代表者である天竺桂尚穂氏のもと、この法人は名古屋市瑞雲寺旧蔵の十一面観音像と南京市毘盧寺旧蔵の千手観音像（以下、２体の観音像と呼びます）を通して、郷土や日中両国の歴史を学び、その現在的意義を考究することに取り組んでいます。 二つの観音様を考える会の主な目的は、両国市民の友好増進に寄与することです。これを実現するため、法人は２体の観音像を通じて日本と中国の歴史的な関係や文化交流について研究し、理解を深める活動を展開しています。 名古屋市瑞雲寺旧蔵の十一面観音像と南京市毘盧寺旧蔵の千手観音像は、1941年に名古屋と南京の間で交換されました。これらの貴重な文化財は、両国市民の歴史的な絆を象徴しています。二つの観音様を考える会は、これらの像を通じて、日中の歴史や文化をより良く理解することを目指しています。 さらに、法人は学習機会を提供することにも力を注いでいます。ワークショップや講演会などのイベントを通じて、一般市民や学生に対して日中関係についての知識を提供し、相互理解を深める機会を創出しています。 二つの観音様を考える会は、過去と現在を繋ぐ架け橋としての役割を果たしています。両国の関係を深め、友好な協力関係を築くために、活発な活動を展開しています。